2023年12月12日火曜日

ヤマブキ色

 いよいよ紅葉も終わり間近。

きれいに色づく葉がまだほんの少し残っています。


ヤマブキの黄葉。

初夏に咲く花のような黄色に色づいています。


雨に濡れたヤマブキの落ち葉は黄色がとっても鮮やか。

今年の夏はとても暑かったせいか、

木々の葉が茶色く焼けてしまい

きれいに紅葉した木があまり多くなかったようです。

そんな中、ヤマブキは秋の終わりに

紅葉を楽しませてくれる木の一つになっています。


2023年5月21日日曜日

花?それとも実?それとも・・・

これはなんでしょう?




丹沢のブナの森でブナの枝先にくっついているのを見つけました。

とてもきれいなピンク色のもふもふの毛におおわれていて、

かわいいフェルト玉のようです。

ブナの花?

ブナの実?

いえいえ

ブナの葉にできた虫こぶ『ブナハアカゲタマフシ』です。

タマバエの一種がつくった虫こぶです。

中には楕円形の幼虫室があって、

幼虫が一匹入っています。

秋に羽化した成虫がブナの冬芽に産卵し、

ブナが芽吹く頃に虫こぶが急速に大きく成長して、

短い期間で地面に落下します。

そのため、ブナの葉が開く頃にしか見られない虫こぶです。


2023年5月1日月曜日

ミツバウツギ

 今年の春は駆け足で過ぎていき、

あっという間に初夏のような

雰囲気になってきました。


はやくもミツバウツギの花が咲いています。

ほんのりと香りのある白い花もきれいですが、

花びらが開く直前の真っ白な蕾も美しいです。




2023年4月18日火曜日

アケビの紫

今年の春は駆け足でやってきて

あっという間に通り過ぎようとしています。

植物の開花や芽吹きが

いつもよりずいぶんはやいようです。


アケビの雄花が咲いていました。


うすいピンク~紫

とてもやさしいきれいな色です。 

雄しべの紫色が実の皮と

同じような色をしていますね。

そういえば、

芽吹いたばかりの葉も紫がかっているので、

アケビは体内に

紫色の色素をたくさんもっているのかな?!

と思ったのですが、

茎や葉で草木染めをすると

黄色に染まるそうです!

不思議。


2023年3月7日火曜日

ミツマタ開花

 ミツマタが咲きはじめました。


朝日をあびた露がきらきらと光って

とてもきれいでした。

早春に咲く黄色い花は

エネルギーに満ちあふれていて、

たくさんの元気をもらえます。


あたたかくなった今日は、

スギの花粉が大量に舞いはじめました!

同じ黄色でも

こちらの黄色い煙は

見るだけで目がしょぼしょぼしてしまいます…

花粉症の方は万全の対策をして

山歩きをお楽しみください。


2023年2月18日土曜日

春の足音

陽射しがキラキラと明るく、

暖かくなってきました。


川ではミソサザイがさえずりはじめ、

森の中ではオニシバリの花が咲き、

ハンノキやヤシャブシの雄花の穂が伸びてきました。 


そして、ヤマアカガエルの産卵もはじまりました。



数日前まで寒い日が続き、

森の家のまわりにはまだ雪が残っていますが、

春が近づいてきていることが

あちこちで感じられます。


2023年1月25日水曜日

蜂の巣の不思議

 10年に1度といわれる寒気におおわれた今日、

札掛の今朝の気温は-8℃。

お昼頃になってもまだ氷点下のまま。

掃除の時に流した水がすぐ氷になりました。


強い北風にとばされたのでしょうか、

蜂の巣が落ちていました。


見事に正六角形が並んでいます。

この正六角形を隙間なく並べた構造のことを

ハニカム構造というそうで、

「最小の材料と労力で巣を作り上げることができ、

一定の強度も保つことができる構造」

なのだそうです。

建築材料や飛行機の翼のパネルなど

いろいろなところに利用されているようです。

蜂たちはこの巣作りの技術を

どうやって身につけてきたのか...

やっぱり自然の力、

そこに生きる生きものの力ってすごいです!


2023年1月11日水曜日

シロヤシオの冬芽

今朝も氷点下の冷え込みでした。

晴天が続いて空気はカラカラです。

そんな中、

植物たちは春を迎える準備を整えて

暖かくなるのを待っています。


シロヤシオの冬芽です。


ぷっくりとしているのが

花と葉が両方入っている花芽、

細いのが葉だけ入っている葉芽。

昨年は花つきが良くありませんでしたが、

今年の花芽の数を数えると

昨年よりも白いきれいな花が

楽しめそうです。