3月20~21日に「札掛まるごと森体験!」を実施しました!
今回は4組9人の参加者でした。
はじめに、簡単な自己紹介とオリエンテーションをし、
人工林の手入れ体験をするために、森へ移動しました。
現地で遅れてきた参加者と合流し、いざ体験です!
今回は間伐という作業をしてもらいました。
間伐とは、木が成長して混みあってしまった人工林の
上部が折れている木や曲がって生えている木などを間切りをすることで
将来有望な木々によく光が当たるようになったり、
風通しがよくなり病気が少なくなる、といった
健全な林をつくっていくための作業です。
実際に木を切り倒してもらいました。
倒した木の枝も切り落として整理しておきます。
子どもたちも協力して木を1本切っちゃいました!
作業を終えた帰り際に、ちょうど満開のミツマタも見ていきました。
満開のミツマタ
森の家へ戻り、夕食を食べたらナイトウォークです。
この日は夜に「大荒れ」の予報が出ていたため、
風がものすごく強かったです!
ごうごう びゅーびゅー
森の木々が揺れる音を全身で感じられるような風。
動物の気配以上に、山が鳴動しているのを感じられた貴重な夜でした。
そんな中、ムササビの声がしたり小さな動物を見かけたりもしているので、
強風吹き荒れる日でも動物たちは動いているのですね。
夜通し吹いた暴風の音で、寝不足気味の朝を迎えた人も。
ちょっと眠いけど、みんなで力を合わせて朝食づくりです。
そういえば、食事の出来上がり写真を撮ったことがないかも…
…次回の行事では忘れずに撮っておきますね。
さて、朝食をすませた後は、
企業組合 丹沢ホームの主人であり、
NPO法人 丹沢自然保護協会の理事長でもある中村による
丹沢の昔と今の様々な話をしました。
ず~っと丹沢に関わってきた人の言葉は重みが違います。
みなさんの行いによるものか、天気もすっかり回復したので
話の後は自然散策に出かけました。
日差しの温もりが感じられる日でした。
道中にはこんな出会いも…
ムササビが巣箱にいたよ!
写真の中に何がいるかわかりますか?
※ 写真をクリックすると大きくなります。
正解は・・・
ヒキガエル!
道の上にいて踏みそうにもなりましたが、
川沿いの水たまりに十数匹ものヒキガエルが集まっているのも
見ることができました。産卵のために集まっているんですね。
ここだけ苔が違うよ?
苔むした沢には、この時期しか見れない
小さなちいさな花がたくさんありました。
ハナネコノメとムカゴネコノメ
なぜかネットの中に群落をつくるハナネコノメも発見
何かに食べられてしまったアオゲラの羽根
ここには書ききれないほど、いろいろなものと出会えた散策でした。
森の家についたときには13:00を大きく回っており、
遅めのお昼を食べたらもう終了の時間となりました。
「いっしょに歩いて、自然を見る目が少しよくなりました。」
「カエルやトカゲ、ムササビも見れてよかった!」
「丹沢の自然がここまで人の手で守られてるとは思わなかった。」
みなさん、全体的に「あっという間の2日間だった。」
と言ってくれた方が多かったです。
スタッフとしてそれは、とってもうれしい言葉です。
「もっと長くてもよかったなぁ。」と感じた方は、
ぜひまた札掛へ来てみてくださいね。
よろこんでご案内いたしますよ!
(はらしま)
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この行事は不定期に実施しております。
次回は 5月2日(日)~3日(月・祝)です。
詳しくは札掛森の家までお問い合わせください。
Tel : 0463-75-4896 Fax : 0463-75-4897
他にもいろいろな自然体験を行っております!詳しくは下記リンクへ!
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