2011年12月25日日曜日

クリスマスイブの夜。その時森の動物たちは・・・

 
 下界はクリスマス一色のこの時期ですが、 
 
札掛では何処吹く風、カレンダーが無ければ 
 
うっかり気付かず通過してしまいそうな位、 
 
平常通りな天上界です(^^;)
 
さて12月22日~25日に 
 
唐沢林道の獣道に自動撮影装置を仕掛けたので 
 
そこで撮れた写真を紹介します。
 
どこに動物が写っているのか探してみて下さい。 
 
※自動撮影装置とは… 
 
自動撮影装置とは、カメラの前方に熱センサーがついていて、 
 
動物がカメラの前を通過すると、シャッターが押されるという装置です。 
  
野生動物の調査や研究のためによく使われています。

  
 
最初の一枚はイブの早朝に走り去るタヌキ。 

ちなみに前の晩は何も写っていませんでした。


イブの夜にテンが通過しました。 

こちらを全く振り向かず家路を急いでいるかのようです。


この写真、どこに動物がいるかわかりますか? 

実は森の家職員も見つけられていません(^^;) 

(何かが通過した直後かも知れませんが…) 

もし見つけた人は是非教えてください(笑)


そして次の1枚は深夜のAM 1:39。 

森の家職員は最初水滴かと思いました ∑(´□`;)

左の草むらをよ~く見ると・・・。


1分後の写真です。 

もう見つかったでしょうか・・・左の草むらからヌっと顔を出してますね。 

これ実は、カモシカという動物です。 

のんびりとした性格で可愛いやつなのですが、 

夜のカモシカはなんだか不気味ですね・・・。 


そして時刻はAM2:25。

 タヌキのカップル(?)が訪れました。 

待ち合わせして合流し、これからディナーに向かうところでしょうか。
 
24日~25日は動物たちが活発に動き回っていたようで、 
 
多くの動物の姿を撮影することが出来ました。 
 
次は2週間ほど放置する予定なので 
 
またブログで紹介したいと思います。 
 
 
(きむら)

2011年12月15日木曜日

小さな来館者


紅葉のシーズンが終わり、暦が師走に突入すると、 

日に日に遅くなる日の出の時間に伴うように、 

県道ですれ違うドライブの車の数も少なくなり、 

札掛森の家への来館者も減ってきます。 

先日の土曜日には札掛でも雪が積もり、 

日曜日は道路が凍結し、チェーン規制もかかったので、 

今日は来館者が少なそうだと思いながら、 

朝の開館作業を進めていました。 

一通り開館作業が終わり、事務所で一息ついていると、 

何やら玄関ホールのほうから、 

「バタバタバタ!」 
 
という音が聞こえてくるのです。 

急いで現場に行ってみると・・・


 「ちょこん」 

と小さな来館者が待っていました。 

私が行くとすぐさま傘立ての裏に身を隠します。 

この茶色い地味な鳥は「ミソサザイ」という鳥です。 

何かの拍子で誤って館内に入ってきてしまったのでしょう。 

それにしてもこのミソサザイものすごく飛行が上手です。

玄関ホールの狭い空間でガラスに激突することなく 

障害物の間を縫うように飛び回っています。 




小さな来館者はしばらく館内を 

様々な角度から見学すると、 

どこか満足げな色を顔に浮かべ、 

正門から飛び立って行きました。 

またのご来館をお待ちしております。 


(きむら)

2011年12月9日金曜日

今年初の・・・


今朝、目が覚めると窓の外は真っ白! 

「嘘だろ!!」と驚きながら外に出ます。 

すると予報になかった雪が 

しんしんと降っておりました。 

雪は今でも降り続けており、 

既に5cm程積もっております。 

また、明日の朝は気温がぐっと冷え込み、 

(↑おそらく今シーズン最低気温更新) 

道路の凍結が予想されます。 

そのため明日実施予定だった 

「はじめての森林ボランティア」「札掛ナイトウォーク」は 

中止とさせていただきます。 

参加を予定されていた皆さま、ご了承下さい。 

これらの行事は毎月第2土曜日に開催していますので、 

是非またのご参加をお待ちしております! 

駐車場のモミジにも雪が…秋と冬の競演ですね。
つり橋からの雪景色
可愛いシカに遭遇しました。寒そう…(((=_=)))ブルブル
11:00の県道70号線 
 
写真の通り道路上にも雪が積もっており、 

ノーマルタイヤでの走行は危険です。 

スタッドレスタイヤやチェーンなどの雪道装備は 

必須ですので通行の際はご注意を! 
 
 
(きむら)

2011年12月7日水曜日

季節は秋から冬へ


毎朝の布団からの脱出時に伴う辛さに、 

秋の深まりを感じる今日この頃。 

さて札掛の今年の紅葉は、 

綺麗に染まる前に枯れてしまう葉が多く 

気付けば見頃も終わりに近づいています。 

でも、場所によってはまだまだ 

こんな秋の色を楽しむことができます。 



とはいえ暦はもう師走。 

森の中では着々と 

秋から冬への衣替えが進んでいます。 

先日12月2日には札掛でも 

パラパラではありますが初雪が降りました。 

そして気温2度の中、 

ヤビツ峠に向かってみると 

そこには冬の景色が広がっていました。 



前日の晩に降っていた雨が、 

木の表面に付着して冷却され 

「雨氷」となっていました。 

緑色の葉っぱが凍りに包まれる様子は 

なんとも神秘的です。 

冬らしいどんよりとした曇天の下 

冷たい風に木の枝がゆられ、 

パリパリと音を立てていました。 

日に日に冬が近づいてきています。 


(きむら)