2011年1月19日水曜日

マキ割り中に出会うもの

 
森の家の裏手へ行くと、ストーブで燃やすためのマキが
 
たくさん積んであるのを見ることができます。
 
 
これらはすべてスタッフ(ほぼキムラ)が斧で割ったものです。
 
ものすごくたくさんあるように見えますが、
 
普通に生活していても 1ヶ月しないうちに一山ぐらい使ってしまいます。
   
電気や灯油もなく、暖をとるためにはマキを燃やすしか方法がない、
 
そんな時代の人たちの苦労を思うと、なんとも頭が下がる思いです。
 
  
さて、そんなマキづくりに勤しんでいると、
 
思わぬ生きものたちと出会うこともあります。
 
例えば、下の写真みたいな幼虫。
※ 虫の幼虫が苦手な方はご注意ください
 
 
 
 
 
 
  
 
割った木をよく見てみると、こんな風にお尻がのぞいていることも。
  
黒く見えるところは幼虫が木を食べた跡です。
 
こんな風にカミキリやクワガタの幼虫などは
 
朽木の中で木をかじりながら冬を越しているんですね。
 

   
木の中にいた幼虫。クワガタの幼虫かな?
  
 
他にも木の中からアリがたくさん出てきてびっくりしたり、
 
マキ山の隙間に野ネズミが食べたクルミの殻が転がってたり・・・
 
マキ割りをしていると、たくさんの生きものたちの気配を感じられます。
  
時にはこんな来訪者も!
 
 
 
マキ山の上で一休みのルリビタキ♂
 
  
マキ割りはたいへんな作業ですが、
 
いろんな生きものの気配を感じることもできます。
 
もしかしたら昔の人も同じようにマキを割りながら
 
生きものたちを身近に感じていたかもしれませんね。
  
 
(はらしま)