聞こえてきましたよ ♪
26日、札掛でもにぎやかに鳴きだしました!
童謡「カエルのうた」では、
「ゲロゲロゲロゲロ グワッグワッグワッ♪」
と続きますが、水場からは「ゲロゲロ」というよりは
「キョホホ キョホホ」
と高い鳴き声が聞こえてきます。
…え? 聞き間違いじゃないかって?
いやいや間違ってないですよ?
いま札掛で鳴いているのはヤマアカガエルという
山の中に棲むカエルです。
「カエルのうた」は田んぼに棲むカエルの鳴き声をイメージしたものなので
カエルの種類自体が違うんですね。
「キャララ」や「キョロロ」など、人それぞれで表現が異なっても
「ゲロゲロ」とは聞こえないのではないでしょうか?
興味のある方は、山の水辺でじっくり聞いてみてくださいね。
声の主 ヤマアカガエル
1匹2匹ではなく、
たくさんのカエルがこの水場に集まり鳴き交わしています。
すべては子孫を残すため。
そう、つまりは…
こんな山盛りの卵を産むために集まっているんですね。
2月27日がヤマアカガエルの産卵初認日(初めて確認した日)になりました。
去年は非常に早かったけれど、今年は平年並みの産卵時期でした。
さて、この日の卵を虫眼鏡でよ~~く見てみると…
卵が細胞分裂(卵割)しているのが見られました。
産みたてならではですね。
今朝にはもう細胞の境がわからないほどに分裂していました。
生物の教科書を片手に観察するのも面白いかもしれませんね。
次に見るときにはどんな形になってるか楽しみです♪
カエルのうたは今日もまだ聞こえています。
あなたもこのにぎやかな春の使者を観察してみませんか?
(はらしま)