先日、職場の同僚がツキノワグマとすれ違いました。
16:30ごろ県道を車で走っていたところ、
クマが道路を横断しているのを見たとのこと。
毛艶のいい大人のクマだったそうです。
札掛森の家から車で数分のところです。
さらにその次の日、
今度は登山者が親子連れのクマを3頭
考証林方面で見かけたそうです。
そのクマたちは走って山の上へと逃げて行ったとのことです。
こういったクマの話をすると、大体2通りの反応があります。
「え~、こわ~~い!危なかったねぇ!」
という人と、
「本当!?いいなぁ、うらやましい~~~!!」
という人です(^^)
神奈川の約6分の1もの土地を占めるような広い丹沢にも、
現在ほんの数十頭程度しかクマが確認されていません。
さらに、クマは人間と出会いたくないようなので、
人の気配を感じるとすぐに逃げて行ってしまいます。
つまり、なかなか出会える生きものではないのです。
なので私は「うらやまし~~い!」と思ってしまいます(^^)
ただし、
クマと至近距離で出会って襲われてしまうのは不幸です。
人が大怪我をする、といった不幸はもちろん、
人を襲ったクマはそのまま放っておけないため、
多くは「補殺」されてしまう、というクマ側の不幸もあるのです。
事件になってしまうと、どちらにとってもいいことがありません。
札掛はもともとクマの棲んでいる地域です。
お互いのためにも「不幸な出会い」をしないよう
山に入る際には、鈴をつけたりおしゃべりしたり、
クマに自分の存在を教えながら歩くよう、ご協力ください。
数少ないクマたちのためにも、よろしくお願いします。
(はらしま)