2011年6月23日木曜日

謎の堀跡

 
最近森の家の周辺で、何者かにより、 
 
土が掘り荒らされているという噂を聞きつけ現場に急行しました。

  
なるほど木の根の部分が
 
かなり深く掘られているようです。 
 
我々は犯人を突き止めるため、 
 
自動撮影装置を仕掛けることにしました。 
 
自動撮影装置とは、動物の体温にセンサーが反応し、 
 
目の前を動物が通過すると自動的にシャッターが押されるカメラです。 
 
一番激しく掘られていたところを選んで設置します。 
 
そして一夜明け… 
 
ワクワクしながら装置を回収し、撮影された画像を見てみると…
 
 う~ん惜しい!犯人のお尻しか写っていませんでした。 
 
でもお尻だけでもこの犯人がかなり大型なのがわかります。  
 
もう犯人が誰なのかわかったでしょうか。。。 
 
我々はなんとしても全身の写真を入手するため、 
 
場所を少し変えて、再度自動撮影装置を仕掛けました。 
 
そして一夜明け… 
 
今日こそはと張り切って装置を回収し、ワクワクしながら確認すると… 
 
 
 ついに犯人の全身像を捉えることができました。 
 
犯人は…そう、イノシシです。 
 
木の根っこの周辺のミミズを探していたのでしょうか。 
 
この日も掘った穴の中に鼻を突っ込み、 
 
ほじくっている姿も観察されました。
 
それにしても足と鼻だけで、 
 
木の根にも届く深い穴を掘ったり、 
 
普通の人じゃびくともしないような巨大な岩を動かしたり、 
 
野生の力にはいつも驚かされるばかりです。
 
 
(きむら)